060:ニョロモ がオタマジャクシだということに気付くのに1年かかった
今回は一撃必殺わざについて考えてみようと思います。
一撃必殺わざとは
- 当たると「いちげき ひっさつ!」と表示されて「ひんし」状態になるわざ*1
のことで具体的には
- つのドリル
- ハサミギロチン
- じわれ
- ぜったいれいど
の4つの技のことを指します。以下これら4つをまとめて「一撃必殺わざ」と表記します。
ちゃんとタイプ相性やとくせいの影響を受けるので、ノーマルわざのつのドリルとハサミギロチンはゴーストタイプには当たらず、じわれはひこうタイプととくせいがふゆうのポケモンには当たりません。がんじょう*2は一撃必殺わざを完全に無効にするとくせいなのですべて効かないほか、タイプ・特性の兼ね合いから、
ゴースト・むしでふしぎなまもりの
にはすべての一撃必殺わざが効かず、
ゴースト+ふゆうorゴースト・ひこう
などにはぜったいれいど以外が当たりません。単純に当たる数でいえばぜったいれいど>つのドリル&ハサミギロチン>じわれです。とくせいノーガード相手にはしっかり必中なので対策として上がることもしばしば。ノーガードといえばカイリキーですが、たまにこんじょう持ちもいるので微妙に悩むw
ちなみにとくせいかたやぶりの場合、とくせいを無視してあててくるので注意。具体的にはカイロスのハサミギロチン(のみ)。わざの属性がノーマルタイプなので、がんじょうポケモンはさておき上述の一撃必殺わざを当てにくいポケモンには結局当たりません。逆に、かたやぶりカイロスがハサミギロチンを撃った場合もとくせいノーガードは無視しませんのでちゃんと必中です。ふしぎ!
また
- きあいのタスキ、きあいのハチマキが発動した場合はHP1で耐える
- みがわりに当たった場合はみがわりが壊れるだけ
なので超高威力低命中の攻撃技と考えるとわかりやすいかと思います。
ちなみにきあいのタスキなどで一撃必殺わざを耐えた場合、「いちげき ひっさつ!」とはでず*3、相性次第で「こうかは ばつぐんだ!」などと無駄に出ます。が、もちろん特に意味はありません。またこころのめ・ロックオンなどの必中効果を受けるので、交代を交えた強烈な心理戦&昆布*4を楽しみたい方にオススメ。フリーザーかドーブルくらいでしかできないけど。
さてこの一撃必殺わざ、基本スペックでは一発逆転のギャンブルわざといっていいでしょう。それだけに、運ゲーと言われて嫌われることもあります。逆に下手な鉄砲数うちゃ当たる、うたれまくったほうの立ち回りが悪いという声もあり、好き嫌いはさておけば一撃必殺わざをたくさん撃つ戦術はある程度認知されているようです。*5目この辺の戦術で有名なのはねむる・ねごと・一撃必殺わざ2つの構成でしょうか。これは第2世代からちらほら見る伝統的な戦術だったりします。
さて、この一撃必殺わざ、実は運以外にも戦術的な意味がありまして、前述の通り、たくさん撃たれると当然その分よく当たってしまうので、耐久型のポケモンの大半が苦手とします。どうしても受けられてしまう苦手な耐久ポケモンがいた場合、一撃必殺わざひとつを持たせておけばとりあえず応急処置にはなるでしょう。*6また読みのうまい相手と当たった場合、交代で巧みにかわされて不利な状況を作られることもありますが、とりあえず一撃必殺わざを見せておくと、交代自体に強烈なプレッシャーをかけることもできます。相手の対処としては勝負を急ぐか、みがわりorタスキ持ちを持ってくることになるので全体的に速攻アタッカーを誘いやすいです。カウンターやアンコールなどがあるととても有効です。当たらなくても、相手の思考を縛りやすいという効果があるのでそれを狙って入れてみると面白いです。
↓育成状況